開催のお釣り準備
お釣りって、結局どうすれば良いのか…
キャッシュレス決済を導入していない
実店舗を持たない販売。例えば…
ハンドメイド作品の出展や
イベントなどのワークショップ開催時
・多く用意してしまったら?
・お釣りが足らなくなったら?
・お釣りのことまで考えてられない…
もしもお客様が1万円札しかないとき
お店がお釣りを切らしてしまうと
現実的にはお客様は購入できなくなります
そこで「お釣りの用意」の計算方法と
対処法や対策などをまとめて解説!
少し変わった方法ですので、色々みて
しっくりこなかった時の1つの方法として
参考にして下さい。
初めての出店から理想のお釣りの用意を提案!
絶対に不足しない計算方法
結論は1人のお客様に対して9999円用意する
その内訳は、
1円玉/10円玉/100円玉/1000円札を4枚づつ
5円玉/50円玉/500円玉/5000円札を1枚づつ
これが全部の金種と最大の必要枚数になります
ここから「金種」と「枚数」を削減します。
※金種とはお札や硬貨の種類
【計算方法】
例えば販売額はおいくらですか?
(販売額を例えば1円➖10000円)=9999円
このお釣りから必要金種を割り出します。
金種A=1/10/100/1000円札や硬貨
必要金種A✖️4✖️予定来客数=最大必要数
合計4444円
金種B=5/50/500/5000円札や硬貨
必要金種B✖️1✖️予定来客数=最大必要数
合計5555円
お釣りがいくら必要かではなく
お客様1人に対して最大いくつ必要か。
そこから【削減する方法】
・最大数から不要な金種を無くす
・一万円札をもらう確率を毎回メモ
・金種Bで払った確率を毎回メモ
すると…
その地域で、その商売の
理想のお釣りの傾向がでます。
お釣りで困らない3つの対策
お釣りを用意しても万が一足らなくなった時に
考えられる選択肢を用意して
安心してスムーズに対応しましょう
①硬貨やお札を用意する方法
・銀行(手数料がかかる)▶︎大量に必要な時
・両替機(枚数制限ありで手数料無料)
・事前に万札で支払いして、お釣りを貯める
②お釣りがない時の対処法
・あと何円とお客様にご協力いただく
・キャッシュレス決済(導入しておく)
・身近な人に借りる
・銀行やお店に両替をしに走る
・おまけ(値引き)する
・自分の財布から出す
③お釣りが足らなくならない対策
・販売額を見直し、必要な金種を想定する
・毎回メモなどして、理想を探す
・最大数を準備しておく。
お釣りで一番の弱点
五千円札です。
使う枚数は1人のお客様に対して最大1枚ですが
5000円という金額が大きいですよね。
10人が使う想定をするとそれだけで10万円…
販売額が5000円以下の場合にお客様が
一万円札を使うと…
必ず五千円札or千円札✖️5枚が必要です(汗)
お釣りで五千円札を渡す機会が
多くなる場合を想定しておきましょう
一万円札を使う場面
こんなときに一万円札を使いやすい
(一万円札がお財布にあることが多い場面)
・ボーナスや給料日、年末年始付近
・ATMや銀行付近
・午後より、午前中
・販売額が5000円以上
・小銭を使う駅やバスに乗る前
・金額が異なる商品が複数ある
・高級住宅街やレストランなど付近
1万円札で支払う=お釣りが多くなる傾向が
あるのではないでしょうか。
お釣りの参考例
【参考例①】3500円で販売する場合
6500円のお釣りで、必要な金種は3つ
500円玉/ 1000円札/5000円札
来客数10人を想定した場合。✖️10枚
1000円札が20枚【20枚の理由は↓↓】
500円玉が10枚
5000円札が10枚が最大数です。
確率上はありませんが例えば…お客様全員が
・1万円札で払った場合
・4000円で払った場合
・5000円札で払った場合対応可能です。
・一万円札or5000円札と500円玉で払う場合
1000円札が20枚必要です
最大総額75000円あれば
3500円の商品を10人全員が
1万円で払っても対応可能です
【参考例②】6100円で販売する場合
3900円のお釣りで必要な金種は3つ
1000円札/500円玉/100円玉
来客数6人を想定した場合。✖️6枚
1000円札が24枚【24枚の理由は↓↓】
500円玉が6枚
100円玉が24枚が最大数です。
確率上はありませんが例えば…お客様全員が
・1万円札で払った場合
・7000円で払った場合に対応可能です。
・一万円札と100円玉or500円玉で払う場合
100円玉と1000円札が24枚必要です。
(全員がこれで支払う確率上はありません)
最大総額29400円あれば
6100円の商品を6人全員が
1万円で払っても対応可能です
【参考例③】お釣りが多い1円の場合
9999円のお釣りで必要な金種は8つ
1円玉/10円玉100円玉/1000円札
5円玉/50円玉/500円玉/5000円札
来客数50人を想定した場合。✖️50枚
1円玉/10円玉100円玉/1000円札✖️4枚✖️50枚
5円玉/50円玉/500円玉/5000円札✖️1枚✖️50枚
確率上はありませんが例えば…お客様全員が
・1万円札で払った場合
・5千円札で払った場合に対応可能です。
最大総額499950円あれば
1円の商品を50人全員が
1万円で払っても対応可能です。
まとめ
お釣りの用意について解説してきましたが
理想の釣銭の用意の簡単な流れは
①硬貨やお札の枚数の最大数を把握
②削減方法を知ります
③その日の来客数が分かってきたら
④一万円札が使われる確率をみる
⑤土地の商売のお釣りの傾向を知る
短期的な場所での販売をするハンドメイドや
来客数が決まっているようなワークショップ
そんな時のお釣りを用意するときの参考に!
今回はお釣りの用意の方法を提案しましたが
キャッシュレス決済を
導入する選択肢もあります。
一緒にご検討してみてはいかがでしょうか