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クレマチス〜鉄線花

#江戸に咲く花#江戸ブログ#素材#花言葉#贈り物

蔓植物の女王 クレマチス(鉄線花)

・花言葉や基本的なことを簡潔に知りたい!
・江戸時代など昔はどうなってたんだろう。
・なんか物語やエピソードはないかな…

こちらの記事は、専門用語を減らして
かんたんな言葉で解説!

贈り物に活用するだけでなく
好きな物語を添えてみてください

クレマチス(鉄線)基本情報

クレマチス

原産地・中国/ヨーロッパ
キンポウゲ科センニンソウ属
学名Clematis florida var florida Sieboldii
クレマチス・フロリダ・ヴァル
・フロリダ・シーボルディ

カザグルマ、ハンショウ、仙人草といった
原種があり世界で300種類以上の品種があり
改良されたもの(園芸品種)も含めて

「クレマチス」と総じて呼びます

鉄線花(てっせんか)
鉄線蓮(てっせんれん)
鉄線葛(てっせんかずら)

唐草文様に描かれている花は鉄線で
鉄線の名は、その蔓(つる)が
鉄の線のような所から来ており、
唐草とも呼ばれる。

着物の柄や家紋としても用いられてきました。

鉄の針金(線)のように強いことが名前の由来
約1.5~3m(つるの長さ)
もともと白や紫だけだったが品種改良が進み
ピンクや赤など、バリエーションが増えました

開花時期は5〜9月
クレマチスの誕生花は
5月3日、5月9日、7月1日、7月2日、9月12日

クレマチスの花言葉

クレマチス花言葉

「精神の美」
細いツルから、綺麗で大きな花を咲かせる姿に
精神的な強さが感じられる。

「旅人の喜び」
ヨーロッパでは宿の入り口に植えられ
旅人の安全を願う、快適に過ごせる。
という意味から。この花言葉がついたそう

「策略」
ヨーロッパで
葉や茎からでる毒性の液で、わざと皮膚を痛め
物乞いし、同情をさそったことから。

唐草文様(鉄線)
鉄線は硬い蔓を持つことから
強い絆。結び付きを表す吉祥紋
花嫁衣装によく描かれている文様です。

果てしなく伸びる蔓の姿に
延命長寿・子孫繁栄の願い
込められている文様です。

また鉄線花は蔓が鉄線のように強い。
ということから途中で切れない
という意味も含まれています。

蔓植物の女王

クレマチス

他の樹木につるを巻きつかせながら
高いところに茎を伸ばす植物を

蔓植物(つるしょくぶつ)と呼ばれます

朝顔やぶどうなどが同じ仲間でつるを
他に伸ばし成長し、色鮮やかな花をつけます
クレマチスはその咲き誇る花の美しい姿から

蔓植物の女王」と称されます

イギリスではバラをキング
クレマチスをクイーンと呼びます。

クレマチスの過去

クレマチス

桃山時代1573〜1603

この時代の能装束や小袖。陶磁器などに鉄線を
唐草のように表現したものが残されています。

鉄線唐草文(てっせんからくさもん)
鉄線花を唐草模様にした文様です。

江戸時代1603〜1868

この時代に図案化されて装飾品や、
織物の図案に用いるのが流行しました。

江戸時代に今の大阪府高槻市で
専用家紋として図柄が使われた。

意匠や俳句などに登場しています。
日本にはもともとカザグルマという
日本原産の品種があり、

鉄線(テッセン)が中国から伝わり栽培。
大輪系のクレマチスは、カザグルマを元に改良

ドイツ人の学者シーボルトが1836年に
植物標本としてヨーロッパに持ち帰えり、
交配が進み、多くの園芸品種が作られました

明治時代1868〜1912

明治以降はヨーロッパの品種も逆輸入されて
さらに多くの品種が生まれました。

まとめ

【歴史のまとめ】

謎の蔓(唐草)が描かれた陶器が
桃山時代にみつかり、江戸で図案化。

日本ではカザグルマが原種で
中国からきた鉄線が日本で栽培されます
(元はおそらく同じ花)

クレマチスは、元々はカザグルマです
ヨーロッパに持ち込まれ
交配がすすみ品種改良され再び日本へ
総称クレマチスと呼ばれています。

また『蔓植物の女王』と称されています。
花言葉が色々混ざる理由はここにありました

唐草を辿ることが、この花の歴史を
少し違った方向から知ることが
できるのではないかと思います。

この記事の著者

和広

神奈川県 1980/02生まれ
灯りを使って楽しいことを考える人です。

懐かしさを新しく体験をコンセプトに
オリジナルの手作りの箱と最新照明を合わせた
「灯り箱〜あかりばこ」を考案。

個人のお客様から好評価1000の実績。
江戸の再現を目標に活動しています

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