七宝とは?その活用方法と昔話しをご紹介!
文様とは衣服や陶器などに描かれた柄のことで、色々な想いや願いがこめられています。こちらの記事で手軽に知っていただき深い魅力の入り口にしていただけると幸いです。
またこの柄の意味を知ることで、
・込められた願いを身近に置いて活用
・各地で、この柄を見つけたときの興味。
・新居、開店、結婚式などのお祝いや贈り物に。
・贈り物と一緒に物語を1つ添えてみたり
・スピーチや誰かに話すネタ
などに役立ててみてはいかがでしょうか。ここに載っていない物語が何かあれば教えてくだい。ぜひ参考にさせていただきます。
七宝に込められた願い
七宝は
七宝「しっぽう」は仏教の教典に出てくる七種の宝のことで、金,銀,瑠璃 玻璃 しゃこ貝 ,珊瑚,瑪瑙であると言われてます。円形が永遠に連鎖し繋がる様子から繋がり、御縁、円満、などの願いが込められた縁起の良い柄です。
円満な家庭や新しいご縁を結びたい時。自分自身の幸せを願うものとして七宝を身近に置いて、良縁を待つのではなく自分から探してみてはいかがでしょうか。
色々な言い方
柄の七宝
・同じ円を四分の一ずつ重ねる文様▶︎「七宝文」別名「輪違い文様」
・この文様を規則正しく繋げたもの▶︎「七宝つなぎ」
・円で続き、縁起が良いという点で繋がる柄▶︎「七宝柄」
・四方八方に広がる。『しほうはっぽう▶︎しっぽう』と呼ばれる説
焼きの七宝
日本を代表する伝統工芸のひとつ尾張七宝(名古屋城より)名古屋城本丸御殿内に七宝を見る事が出来る場所があります。
七宝にまつわる物語
七宝焼きとは?
七宝焼きは、日本の伝統工芸の技術で、金・銀・銅などの金属に釉薬を用い、高温で焼き上げる技法。
釉薬とは「ゆうやく、うわぐすり」と呼びます。これによってガラス質の膜で色を加えたり耐水性を高め、美しくつやのある風合いを出すことができます。
仏教で伝えられている「7つの宝物」に匹敵するほどの美しさという意味を込め「七宝焼き」と名付けられました。
七宝の遠い記憶
古代エジプト(紀元前十数年)頃
七宝は古代エジプトにおいて、すでにその同類が見られています。
奈良時代(710〜794年)
「金銀七宝十二稜鏡」という素晴らしい作品が作られました。
江戸時代(1603〜1868)
京都の七宝師により技法が伝えられてから、いま現在も研究が重ねられています。日本では奈良県の亀甲型七宝金具が最古のもので、平田道仁によって七宝製作が始まりました。
現代
桂離宮や日光東照宮には七宝金具。名古屋城には七宝が施されました。これは七宝自体や柄ではなく七宝焼と金具がみることができます。